- 2008年度 元気なモノ作り中小企業300社
- 穴径0.005ミリを実現
マイクロセラミックノズルの製作
自社製金型を用いたセラミック成形技術により、マイクロノズルを製造・販売。
電子部品の真空吸着搬送ノズル、インクジェットノズル、ディスペンサーノズルでは、
業界シェア60%以上を確保する。
マイクロだからこそ金型成形
これまでの金属製品・プラスチック製品に比べ、耐熱性、耐摩耗、耐磁性、耐薬品性に
優れるセラミックスを、独自の精密金型技術とCIM(セラミックス射出成形)技術によって
低コストでの部品製造・量産化を実現した。
加工難度の高いマイクロセラミックス製品だからこそ値打ちがある。
高度な3技術の確立(金型技術、成形技術、材料技術)
金型の設計、製作を基本技術とし、これらのコア技術と高度な材料技術を利用して、
マイクロセラミックス、ハニカム触媒 特殊プレスの成形を行っている。
「マイクロセラミックス」としては、複雑形状のマウンターノズル、穴径φ5μmの
ディスペンサーノズル、インクジェットノズルなどを製作。
「ハニカム触媒」としては、独自の吸収材により、大気中のNOxを浄化する
低圧損、高活性な環境保全触媒を製作。
「特殊プレス品」としては、微細金型加工技術により高アスペクト比の穴成形を実現、
付加価値の高い金属プレス製品を製作している。
ブランド商品「LONPEA」「ロンピー」
金属、セラミックス、触媒に回路技術を附加しブランド商品「LONPEA」「ロンピー」として開発している。
・セラミックス製マイクロトロコイドポンプ
・芯入り圧電セラミックデバイス
・NMR超高速回転プローブ
・金属多孔体触媒 など
『元気なモノ作り中小企業300社』選定基準 冊子より抜粋
金型、鋳造・鍛造、メッキ等の基盤産業を中心に、全国の経済産業局、独立行政法人
中小企業基盤整備機構、中小企業金融金庫、商工組合中央金庫及び国民生活金融公庫が、
ファンドのプロジェクトマネージャー、中小企業の連携を推進するコンサルタント、
地域金融機関の中小企業担当等の専門家、公設試験研究機関からの情報をとりまとめて
全国各地で各地する独自の高い技術を持つ中小企業を300社集めたものである。
多くの中小企業の中から300社を選定するに当たっては、集められた情報をもとに、
それぞれの企業を持つ技術力の高さや、技術が国民生活・経済活動に与える影響への
大きさ、企業の経営に及ぼした影響等に加え、地域資源の活用をはじめとする地域への
貢献度、意匠・デザイン面での優位性も踏まえ、中小企業政策審議会経営支援部会に
設置した「全国のモノ作り中小企業300社」事例集検討小委員会(委員長:伊丹敬之 東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科教授)において検討を行った。