金属多孔質体 | 製品情報

金属多孔質体(ポーラスメタル)について

当社の金属多孔質体(ポーラスメタル)のご紹介です。

金属多孔質体(ポーラスメタル)とは

当社の金属多孔質体(ポーラスメタル)は
樹脂スポンジのように多数の気孔を含んだ
金属の多孔質体、焼結金属材です。

多孔質の金属材料としては
溶融金属に発泡剤を加えて製造する「発泡アルミ」などがありますが、
素材が保有する気孔はそれぞれ独立しており、
フィルタのような 流体を通す用途には向きません。

一方、当社の金属多孔質体は、
発泡ポリウレタンフォーム(スポンジ)の構造をトレースするように製造します。
それぞれの気孔が互いに連続した連続気泡体なので、流体を確実に通します。
また、単純プレート・ブロックに比べて 比表面積が数百倍に向上するため、
反応層・フィルタとしての使用に適します。

製造プロセス

金属多孔質体の製造プロセス図

【製造プロセス】
 金属微粉末と溶媒を混合して スラリーへと調製し、
 発泡ポリウレタンフォーム(スポンジ)にスラリーを塗着させ、
 乾燥後、焼成(焼結)します。


 完成した多孔質体は、基本的に、使用した粉末材質の特性を引き継ぎます。
 製造工程で使用した有機物(ポリウレタン)は焼成中に燃焼・分解するため、
 多孔質体中に有機物は残留しません。

【金属多孔質体の微構造】
金属多孔質体の微構造写真(1)  金属多孔質体の微構造写真(2)  金属多孔質体の微構造写真(3)

規格・仕様

当社の金属多孔質体は、ご検討の用途に合わせて、気孔径・気孔率の作り分けが可能です。
お求めの際は、「材質」「メッシュ番手」「寸法」をご指定頂きまして、
お見積り差し上げます。


 ※ 材質により、気孔径・気孔率は変動します。
   詳細な気孔径・気孔率は個別にご確認下さい。


 金属多孔質体のメッシュ番手ごとの比較写真
 
【代表特性】

メッシュ番手 MF-8 MF-13 MF-20 MF-30 MF-40 MF-55 MF-80A

製作可能
寸法

[mm]

Max. 250×200
Min. 10×10

厚み
Max. 10
Min. 5 0.8
セル密度 [ppi] 8 13 20 30 40 55 80
平均気孔径 [mm] 1.27 1.00 0.51 0.43 0.31 0.20 0.16
平均気孔率 [%] 98 97 94 93 90 86 84

【圧力損失】

金属多孔質体の圧力損失特性図

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